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OLD TO NEW 装身具 神奈川

今日はスイスからのKAWAHARAさんの並び、
おりひめ神社の脇の出展者を続けてご紹介いたしましょう。 

OLD TO NEW

京都で錺(かざり)職の工房で働いたのち、
現在は神奈川県で制作されている吉田史さんです。 

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Q
「工房からの風」には、どのような作品を出品くださいますか?

A
長く伝わるものや草花などの自然をモチーフに、
主に金と銀の地金に、象牙や角や貝といった
あたたかみのある素材を加えて制作したものを出品致します。 

史さんの作品の源泉には、和の美が湛えられているのですが、
完成された姿には、今の私たちの装いにふさわしい現代性に満ちています。
まさに、 OLD TO NEW、なのですね。 

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Q
出展が決まってから、ご自身やお仕事などに変化はありましたでしょうか?

A
はい。
出展予定の作家さんをはじめ、
過去の「工房からの風」に出展された方々の作品を拝見し、

物作りに携わる様々な方とお話できたこと、
ミーティングで企画の方に客観的に見ていただいたこと、
全てが大きな糧となりました。
大きな目標に向かってはやる気持ちと惜しむ気持ちと、
何より楽しみに思う気持ちに突き動かされる、濃い数ヶ月を過ごせています。 

出展が決まってから、何度もお訪ねくださって、
その都度、史さんの真摯なものづくりについて、私も感じることができました。 

オーバーオールに身を包み、瞳をきらきらさせて、とってもキュートな史さんですが、
(いつしか、亜土ちゃんと呼んでおりますが(笑))意外にも小さなお子さんのお母さん。
限られた時間の中で、細やかな作業を深い集中力で行い、
これらの美しい装身具を制作されているのだと思います。

装身具の応募はとても多く、センスの良い方はたくさんいらっしゃるのですが、
技術的に深さをもっている、持とうとしている人を「工房からの風」では、
応援していきたいと思っています。

京都の錺職の工房で培った技術と感性が、
史さんという作家の中でこれからそのように華ひらいていくのでしょう。
とても楽しみに感じています。

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Q
好きな言葉、座右の銘、何気なく工房の壁に貼りとめているフレーズなど、
大切にしている言葉を教えてください。 

A
「神は細部に宿る」
という言葉が好きです。

細かい部分を疎かにして美しいものは出来上がらない、
と私はとらえて、隅々まで正直な物作りをしたいと心がけています。 

史さんらしい言葉ですね。

神が宿ると信じて作られた、小さく美しきもの。
会場でぜひゆっくりご覧くださいね。

OLD TO NEWさんの出展場所は、おりひめ神社脇。

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